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『裸足で鳴らしてみせろ』

『裸足で鳴らしてみせろ』

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Filmarks初日満足度ランキング第2位

第27回 PFFスカラシップ作品

監督・脚本:工藤梨穂

出演:佐々木詩音、諏訪珠理、伊藤歌歩、
甲本雅裕、風吹ジュン

高林由紀子、木村知貴、淡梨、円井わん、細川佳央

主題歌:soma「Primula Julian」(dead funny records)
配給:一般社団法人PFF/マジックアワー
2021年/日本/カラー/1.85:1/5.1ch/DCP/128分/
英題:Let Me Hear It Barefoot
©2021 PFFパートナーズ(ぴあ、ホリプロ、日活)、
一般社団法人PFF

8月6日㊏ ユーロスペースほか
全国順次ロードショー

《ミニシアターセレクション》35mmフィルムで蘇る!PFFスカラシップ傑作選
今夏、PFFスカラシップ作品2作連続公開決定!『裸足で鳴らしてみせろ』公式サイトはこちら
ぴあフィルムフェスティバルの映画製作プロジェクト「PFFスカラシップ」詳細はこちら
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Trailer

Intro&Story

“世界旅行”の果て、
二人の青年は凶暴な愛を予感する

“父の不用品回収会社で働く直己なおみ(佐々木詩音)と、盲目の養母・美鳥(風吹ジュン)と暮らすまき (諏訪珠理)。
二人の青年は、「世界を見てきてほしい」という美鳥の願いを叶えるために、回収で手に入れたレコーダーを手に“世界の音”を求めて偽りの世界旅行を繰り広げていく。
サハラ砂漠を歩き、イグアスの滝に打たれ、カナダの草原で風に吹かれながら、
同時に惹かれ合うも、互いを抱きしめることができない二人。
そんなある日、想いを募らせた直己は唐突に槙へ拳をぶつけてしまう。
それをきっかけにして、二人は“互いへ触れる”ための格闘に自分たちだけの愛を見出していくが……。

「一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない」
フランソワ・トリュフォー監督『隣の女』のセリフから着想を得た——
『オーファンズ・ブルース』の新鋭・工藤梨穂が紡ぐ、
やさしくて痛い青春のきらめき

橋口亮輔、矢口史靖、李相日、荻上直子、石井裕也をはじめ、日本映画を代表する監督たちの商業デビュー作を送り出してきた「PFF(ぴあフィルムフェスティバル)スカラシップ」。
その第27弾となる『裸足で鳴らしてみせろ』を手掛けたのは、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)映画学科の卒業制作として作った前作『オーファンズ・ブルース』で、たぐいまれな才能を評価された工藤梨穂監督だ。「PFFアワード2018」にて最終審査員の生田斗真氏らから絶賛を受け、グランプリとひかりTV賞をW受賞した『オーファンズ・ブルース』は、なら国際映画祭ゴールデンKOJIKA賞&観客賞も受賞し、その後、テアトル新宿など全国で劇場公開。青山真治監督、行定勲監督や俳優の永瀬正敏氏からも称賛のコメントが寄せられ、国内外の映画制作者や観客からその瑞々しい感性と圧倒的な画力・構成力を絶賛された。
本作『裸足で鳴らしてみせろ』では、寡黙な青年二人の間であふれ出る愛情や欲望の行方を、肉体のぶつかり合いと、偽りの旅を通して描き出す。また、『ブエノスアイレス』、『汚れた血』、『ラブバトル』、『アデル、ブルーは熱い色』といった恋愛映画の名作から受けたインスピレーションを、独自のセンスで登場人物の造形や物語に昇華している点も映画ファンには必見だ。

キャスト・スタッフには、新世代とベテランの才能が集結。直己役には『オーファンズ・ブルース』のアキ役として鮮烈な印象を残した佐々木詩音。槙役にW主演作『蝸牛』でMOOSIC LAB2019最優秀男優賞を受賞した諏訪珠理。直己に影響を与えるヒロイン・朔子役に伊藤歌歩。直己の父・保役に甲本雅裕。そして主人公二人が旅に出るきっかけを作る盲目の女性・美鳥役を風吹ジュンが説得力豊かに演じる。
エンディング曲には、工藤監督が脚本執筆中から聴いていたシンガーソングライターsomaの「Primula Julian」を起用、somaは劇中音楽も担当している。

想いが深くなればなるほど、互いを傷つけてしまう——。
主人公の若者たちが抱える愛にまつわる矛盾と、一緒に過ごした時間のかけがえのなさ。
誰しもの記憶に残り続ける青春映画が誕生した。

Cast

佐々木詩音Shion Sasaki

阿利直己(あり・なおみ)役

1995年生まれ、大阪府出身。京都芸術大学映画学科で工藤梨穂監督と同期生。在学時に主演を務めた『DRILL AND MESSY』(吉川鮎太監督)がPFFアワード2016でエンタテイメント賞(ホリプロ賞)を受賞。工藤監督の前作『オーファンズ・ブルース』(18)では、主人公たちが訪れるペンションに滞在する謎の浮浪人アキ役を演じている。その他、映画『ウィッチ・フウィッチ』(18/酒井麻衣監督)、『星を捨てて』(18/前田万吉監督、菊地恭兵監督)、『BOLT』(19/林海象監督)、『CHAIN/チェイン』(21/福岡芳穂監督)などに出演。

諏訪珠理Shuri Suwa

柳瀬槙(やなせ・まき)役

1999年生まれ、東京都出身。2018年短編映画『UNIFORM』(18/中川駿監督)で初主演。主な出演作は、『レイのために』(19/坂本ユカリ監督)、短編『蝸牛』(19/都楳勝監督/MOOSIC LAB 2019短編部門最優秀男優賞受賞)、『アルム』(20/野本梢監督)、『アポトーシス』(20/橋本根大監督)、『浮かぶ』(20/吉田奈津美監督)、短編『まあるくなあれ』(21/日下玉巳監督)など。Base Ball Bear のミュージックビデオ「Flame」(19)にも出演している。

伊藤歌歩Kaho Ito

高槻朔子(たかつき・さくこ)役

1997年生まれ、神奈川県出身。CM、TV、映画出演などで活躍中。主な出演作は、TVドラマ「チョコレート戦争」(20/TVK)、「大豆田とわ子と三人の元夫」(21/CX/第1話)、PV「Perfume〈TOKYO Girl〉」、オーストラ・マコンドーの舞台『盆栽Ⅰ』 (21/倉本朋幸演出)、映画『見えない目撃者』 (19/森淳一監督)、『先生から』(19/堀内博志監督)、『Kay』(22/鯨岡弘識監督)など。

甲本雅裕Masahiro Koumoto

阿利保(あり・たもつ)役

1965年生まれ、岡山県出身。1989年、東京サンシャインボーイズに入団。在籍中「12人の優しい日本人」「ラヂオの時間」(作・演出三谷幸喜)など全作品に出演。主な出演作に、映画『踊る大捜査線』シリーズ(98~12/本広克行監督)、『花のあと』(10/中西健二監督)、『エベレスト 神々の山嶺』(16/平山秀幸監督)、『3月のライオン』(17/大友啓史監督)、『浜の朝日の嘘つきどもと』(21/タナダユキ監督)、『高津川』(22/主演/錦織良成監督)、ドラマ「遺留捜査」シリーズ(11~)、「猫探偵の事件簿」シリーズ(18~/主演)、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(22)など多数。またドラマ「眼の壁」(WOWOW)が6/19より、舞台「テーバスランド」が6/17よりKAAT神奈川県芸術劇場にて上演される。

風吹ジュンJun Fubuki

柳瀬美鳥(やなせ・みどり)役

1952年生まれ、富山県出身。1975年、TVドラマ「寺内貫太郎一家2」(75/TBS)で女優デビュー。91年、映画『無能の人』(竹中直人監督)で日本アカデミー賞優秀助演女優賞、『コキーユ 貝殻』(99/中原俊監督)で報知映画賞主演女優賞を受賞。その後も、TV、映画、CMなど幅広く活躍。近年の主な出演作は、映画『魂萌え!』(07/阪本順治監督)、『そして父になる』(13/是枝裕和監督)、『家族はつらいよ』シリーズ(16~18/山田洋次監督)、『そらのレストラン』(19/深川栄洋監督)、『浅田家!』(20/中野量太監督)、『Arc アーク』(21/石川慶監督)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』(21/堀江貴大監督)など。2020年、第74回毎日映画コンクール「田中絹代賞」受賞。

Music

主題歌

soma「Primula Julian」(dead funny records)

1995年生まれ、東京都出身。2017年より作詞・作曲活動を開始。俳優としても活動中のシンガーソングライター。インディロック、オルタナティブ、アンビエントなどに影響を受け、淡いギターを主に美しい世界観を作りだしている。2018年に初めての作品「AFTER ADDICTION」、2020年にシングル「THE CAVE」をリリース。俳優としては、映画『#youth』(17/菱川勢一監督)、『ブルージェーン』(17/岡田真一監督)、『新青春』(20/菱川勢一監督)、『加速する地図』(20/石原海監督)などに出演。本作では劇中音楽も担当。主題歌「Primula Julian」は「AFTER ADDICTION」に収録されている。

Director

監督・脚本

工藤梨穂Riho Kudo

1995年生まれ、福岡県出身。西加奈子著書「さくら」を読んだことがきっかけで映画の道に進む。京都芸術大学映画学科の卒業制作『オーファンズ・ブルース』(18)が、第40回ぴあフィルムフェスティバル「PFFアワード2018」でグランプリ、ひかりTV賞を受賞し、最終審査員の生田斗真氏から絶賛を受ける。同作で、なら国際映画祭学生部門NARA-waveにてゴールデンKOJIKA賞、観客賞を受賞。その他、Japan Cuts~ジャパン・カッツ! (北米最大の日本映画祭)、フィルマドリッド/FILMADRID国際映画祭(スペイン)などに招待上映さるなど国内外でも注目を集め、2019年にはテアトル新宿ほか全国10館以上で劇場公開された。
本作『裸足で鳴らしてみせろ』でPFFスカラシップの権利を獲得し、商業映画デビューとなる。第51回ロッテルダム国際映画祭・ハーバー部門選出、世界最大級の子ども映画祭・ジッフォーニ映画祭(イタリア/2022年7月開催)に招待上映が決まっており、国内のみならず海外からも既に注目を集めている。

Director’s
Note

いちばん初めに、旅をする物語を撮りたいという漠然とした思いがありました。
その気持ちに従って筆を走らせたのですが、最初に出来上がったストーリーは正直自分でも強烈に撮りたいと思えるものにはならず、それから長く迷走しとても苦しみました。

しかしある時、フランソワ・トリュフォー監督の『隣の女』という映画に出会い、キャッチコピーにもなっているセリフ"一緒では苦しすぎるが、ひとりでは生きていけない"という言葉の、その矛盾に私は強く惹きつけられます。
この一言に多大なインスピレーションを受け、今回の作品は、一緒に居たいけれども一緒にいればいるほどお互いを苦しめてしまうというような矛盾を抱えながら、それでも相手のことを思い続けていく人たちの姿を見つめる映画にしたいと思うようになりました。

映画の中心核がようやく定まったものの新しいプロットに悩んでいたちょうどその頃、私の前作『オーファンズ・ブルース』で録音を担当してくれた大学時代の同級生と一緒に音の作業をすることがありました。集まったある日、その人が持っていたハードディスクの中から飛行機の音が録音された古いデータが見つかったのです。
それは何かというと、前作の音集めのために私が飛行場で録音した音でした。
その時、ふと彼女が「音は映像よりも記憶が生々しい気がする。これは、あの時の工藤が聞いてた音なんだなあと思うと、ものすごくパーソナルなものに感じる。その人の感覚を追体験してるような気持ちになる。」と言っていて、その言葉が私の中で残り続けていました。
それから間も無くだったと思いますが、ある日、唐突にラストシーンの映像が浮かんできて、私はどうしてもこの光景を誰かに観てほしいという、突き上げるような強烈な欲望を抱きました。そして、ここに至るまでに二人に何があったのか、どんな記憶を二人は持っているのだろうということをぐるぐると考え始めていきました。

"音"というものについて考えを巡らせた時に、私は映画のフォーリー(映画の画に合わせて細かな音を収録していく作業)を思い出しました。例えば、映画は人物が歩く靴音の実際が
その人物の歩調に合わせてフォーリーマンが鳴らした音で出来ていたり、劇中でもあるように草むらの音も実はカセットテープのかたまりを鳴らすことで出来ていたりします。その様な「実は」が映画のフォーリーにはたくさんあって、それは観客には明かされない"嘘"でもあります。そのことからヒントを得て、二人の人物が音によって偽りの旅を繰り広げていくという元々やりたかった"旅"と"音"の要素が掛け合わさり、ストーリーが本格的に立ち上がっていきました。

そして何よりこの映画では、架空の"世界旅行"を通して二人の男が惹かれ合っていく、その愛にまつわる矛盾を描こうとしていました。
ただ、二人の間で発生した愛を、いわゆる万人が納得する恋愛の成り行き(セックスに向かっていくような)には従っていかないもので表現したかった。そういったことでは語ることのできない愛もきっとあるはずだと思ったし、自分が撮るならばそれを捉えたいと思いました。
二人の絆を唯一無二のものにしていた行為がのちに二人を苦しめるものになってしまう。そのような矛盾、それがこの映画における格闘(=暴力)でした。

魂で通じ合える人間に出会った時、その人に触れられることはほとんど奇跡かもしれないとも思いながら、そうしてできた物語が『裸足で鳴らしてみせろ』です。

Review

第51回 ロッテルダム国際映画 ハーバー部門 選出、第22回 ニッポン・コネクション NIPPON VISIONS部門 スペシャル・メンション獲得、第46回 フレームライン’サンフランシスコ国際LGBTQ+映画祭) ワールド・シネマ部門 選出、世界最大級の子ども映画祭 第52回 ジッフォーニ国際映画祭 コンペティション部門 選出

ロッテルダム国際映画祭プログラマーJulian Ross

なんといってもラストシーンが良かった。セリフはなく、視線だけで二人の感情を見事にみせていたところに、工藤監督のこれからの可能性を感じる。
ヴィム・ヴェンダース監督『リスボン物語』を彷彿とさせる、音を探す旅。映画評論では映像について語ることが多いが、「音」にも注目することを促される作品だ。

Asian Movie Pulsearko Stojiljković

主人公たちの独創的な音作りがもたらすユーモア。
サウンドデザイン、somaの優しい音楽、佐々木靖之による撮影などを駆使して、音と画で物語を語る手腕。そして主人公二人、とりわけ直己の直感的な内面描写が素晴らしい。
若手俳優とベテラン俳優の組み合わせも効いている。

ニッポン・コネクションFlorian Höhr

LGBTという主題に対する工藤梨穂監督のアプローチは、繊細かつ独創的だ。撮影、そしてキャストも素晴らしく、『裸足で鳴らしてみせろ』を見れば、日本のインディペンデント映画が非常にクリエイティブであることがわかる。

ジッフォーニ映画祭(イタリア)
プログラミング・ディレクター
Giovanni Brancaccio

ふたりの少年の激しく、劇的に入り組んだ関係。感情と哀愁に満ちたラスト。
美鳥のために音で世界を構築しようとする直己と槇の意志の力が、観る者の心にまっすぐに突き刺さる。

Comment

(順不同)

西 加奈子さん(作家)

祈るような気持ちでスクリーンを見つめた。
「もう少し」、「あと少し」の世界を、私たちは生きている。
手を伸ばしても、望むものには届かないことを、そして手を伸ばす行為そのものに痛みを伴うことを知っている大人たちは、諦めたふりをしてやり過ごす。
だから、何かを信じて「本物の砂漠」に、「本物の瀑布」に、そして「本物の愛」に、血だらけで手を伸ばし続けるナオミとマキの軌跡に、私たちはある種の奇跡を見るのだ。

永瀬 正敏さん (俳優)

何がリアルで、何が虚構なのかは関係ない。
そこに偽りのない本物の想いがあるかどうか。
僕も自分の中の埃にまみれた不用品を
今一度格闘しながら旅をし
裸の瞳で見つめてみよう。
もしかするとあの時の間違いに気付いて
本当に大切な何かが見つかるかもしれない。
工藤梨穂監督、ありがとう。

児玉 美月さん(映画執筆家)

言葉にならぬ感情の芽生え、拠り所なき自分たちの居場所。
だから彼らは肉体と肉体でぶつかりあい、世界のどこかをここに作りだす。
これはウォン・カーウァイの『ブエノスアイレス』はじめ、アジアにおけるクィア映画の往年の名作たちの再来だ。

SYOさん (物書き)

触れることも、想いを口にすることもできなくて。
どこにも行けない世界で、想像だけはどこへでも行ける。
魂の感度が上昇していく映画体験。旅中、何度震えただろう。
断絶と不寛容の時代に、この作品に出合えたことは希望だ。

中島 歩さん(俳優)

素晴らしい。本当に素晴らしい。
映画を作ること、観ることの美しさを感じた。
あまりに青い二人をとらえた色とりどりのイメージにいつかの自分を見つけた。
終っている世界で君と創った彼の地は、きっと何処よりも眩しく光る。

三宅 唱さん(映画監督)

マキの右足の指の薄皮がほんのすこし捲れている。微かな傷だけに余計痛そうだ。ナオミが乗る車のカセットデッキは調子が狂っていて、叩いても直りそうにない。ジャ・ジャンクー『世界』には絆創膏を探す人物が出てくるが、工藤梨穂は彼らとともに、絆創膏とは全く別のものを探しながらこの「世界」で必死に走り、泳ぎ、倒れ、生きる。たとえ誰かに手遅れだと言われようが、自分たちには「今しかない」という、途轍もない切迫感で。

大九 明子さん(映画監督)

足や後頭部のクローズアップ、脳内の音。ひどく凶暴で美しいショットはどれもこれも好きです。
工藤監督作品、『オーファンズ・ブルース』より優しくなったように感じました。次、もっと優しくなるのかな。

佐藤 信介さん(映画監督)

ある盲目の女性のため、音による虚構の旅を捏造しながら、男二人の関係が近づいていく。
このように物語を説明しても、この映画の独創性を解き明かすことにはならないかもしれません。
彼らはやがてお互いを壊し合うような激しさで求め合い、静かな出会いの物語のはずが、予想もできない形へ事実を積んで行く。
そして日常の風景の中に、思わぬ方向へ亀裂が走る。
映画は少しサスペンスフルですらあり、目が離せませんでした。
ふとした出会いは奇跡のように、秘められた愛は、まるで戦いのように描かれ、私たちが見ている物語は、ありそうで決して見たことのない情景として活写され、鮮烈でした。
映画の限りない自由さを実感した瞬間でもありました。

Theater

※上映時間および詳細は、各劇場へお問い合わせください。 ※前売券は劇場でお求めいただけます。
※劇場情報は随時更新いたします。

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